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「味スタ」、命名権売却で黒字に
東京にとって
味の素スタジアムはホームスタジアムではあるが、自前のスタジアムではない。
よって「黒字」と聞いても「よかったね~」ぐらいの感想しかないのだが、記事を読んでいろいろ考えてみた。
03年度の経常利益・・・・+9000万円
とのことだが、
この利益には「味の素」に対して売却した命名権、2億4000万/年が大きく寄与している。
もしこれがなかったら、と考えると
+9000万円 →
-1億5000万円
となり、他のスタジアムと対して変わらないのかもしれない。
また更に「
Jリーグ関連の収入も約1億9000万円」で、これを単純に東京とベルデーが半分ずつ寄与していると想定する(実施には集客力の差があるから、東京が寄与している割合が多いだろうが)。
通常はひとつのスタジアムをホームとするのは1チームが多いし、
もしどちらかのチームが味スタを去ると、この収入は半減する。(9500万円)
こういった条件で考えていくと
-1億5000万 + -9500万円 =
-2億4500万円
という赤字額になる。
「命名権収入は将来に向けてのゆとり。いずれは、それがなくても経営が成り立つ収益構造を今のうちに模索したい」と発言しているけれど、
その為には
とりあえず現状の収入より2億5000万ぐらいは稼げる構造にする必要がある。
(実質第三セクターが運営しているので、利益は出さなくてもOKだろう。)
アメリカの野球場やヨーロッパのサッカースタジアムだと、スタジアムにレストランやショッピングセンターなどを併設することで集客をあげ収入を増やしている。
いずれ味スタもそうなるのか??
その前に、
売店のしょぼさを何とかして欲しいが・・・