野球小説の古典『
シューレス・ジョー』(映画『フィールドオブドリームス』の原作)の作者であるWPキンセラは、シアトルマリナーズのファンだ。
今でこそマリナーズはそこそこの強豪チームだけど
ほんの10年前まではとんでもなく弱いチームであり、
スタジアムに行っても人がまばらだった。
当時のスタジアムは現在のセーフィコフィールドの
隣にあったキングドームで、
コンクリートの屋根に覆われたとんでもなく寒いスタジアムだった。
(巨人を解雇されたマントが、平気で先発で使われてたりしてたからなぁ・・・)
そんなとんでもなく弱いマリナーズをどうして応援するんだ?と
聞かれたときのキンセラの言葉が、
ここ8試合勝ち星の無い我々東京ファンの心にぐっと染みる。
「
君はペットのネコが病気になったとき、放っておけるか?
毎日毎日看病していれば、少しずつよくなる。
マリナーズに対する私の気持ちは、
この病気のネコに対する気持ちと同じだ。
少しずつよくなると信じて、待っているのだ。」
千葉戦は結果こそ2-1だったけど、内容的に完全にやられた感じがした。
特に2点目であるマリオハースのクロス→巻ヘッドは目の前で見てしまい
敵のゴールながら、妊娠しそう
だった。
チームの状態が悪くなると気持ちまでもすさんでしまい、
スタジアムのアチラコチラに存在する素人評論家や
野次男&野次子の心無い言葉にカチンときたりするけど、
そういうシュチエーションも含めて今が一番の耐え時な気がする。
あれこれ悩みもあるけれど
笑いとエロスな東京サッカー
復活を信じて、今はじっと我慢したい。